福岡・中洲といえば、夜の歓楽街として有名なエリアですが、そんな中にあるフェティッシュバー「nest」に筆者1人で行ってみました。
この日は「ゴゴネス」というお昼の営業があり、お昼の風景を体験してきました。
ネット上には「nest」をハプニングバーと間違えて記載している情報もありますが、ここはれっきとしたバーであり、性器の露出や勝手に異性を触るなどの行為は絶対にNGです。
きちんと、HPにも、店舗の入口にも記載があるので、勘違いする人がなぜいるのかは謎です。
痴漢行為は、近くの中洲交番に突き出すとのオーナーさんの力強い言葉からも、ルールが厳格に守られていることが伺えます。
「nest」は紳士と淑女が大人の会話を楽しむ場所です。
▲しっかり店舗の入口にハプニングバーではないと記載があります。
以下、写真の注意書きをテキストに書き出しました。
* 当店を 違法なハプニングバーと勘違いして来られた方はお帰りください 当店はフェティッシュバーです
* 当店は 女性が居ないと言って不満を言う方の入店はお断りします キャバクラなどは確実に女性がいますので そちらへ行かれる事をお勧めします
* 店内の女性は全てお客様です スタッフは全て男性です
* 上記 良くお読みの上 ドアをお開け下さい
「nest」のドアは非日常空間への入口
▲重厚感のある入口。
重厚で重い、店のドアを開けた瞬間、怪しげで艶めかしい雰囲気が漂います。
初めての来店時には、まず入口で料金の説明を受け、お会計を済ませることになります。
入店後は、男性と女性は別々の席に座るよう指定され、女性は奥の広々としたソファ、男性はカウンターに座ります。
席についたら、店のシステムやルールの説明を受け、自身の性癖やその日の目的などを紙に記入します。
今までに来店した女性が記載した内容を実際に見せていただくことができました。
「エッチな話をしたい」「縛られたい」「青姦をしたい」「複数プレイをしたい」「性奴隷になりたい」といった女性の希望は様々です。
男性のトーク力が試される場
「nest」の特徴は、何よりも女性を徹底的に守るシステムにあります。
男性、女性ともに勝手に話しかけることは禁止されており、勝手に席を移動することもできません。
もちろん、触ることもご法度です。
では、どうやって男女が会話などをしていくのでしょう。
男性はまずマスターとの会話を通して、どんな男性なのかを見極められることになります。
軽快なトークがマスター主導で展開されます。
男性がバーで話している内容は、ソファ席にいる女性にも聞こえるため、これが1つのアピールの場となります。
マスターとの会話はエロい話だけでなく、仕事の話や経済の話など多岐に渡り、ここで男性が女性にアピールすることができます。
興味深かったのは、マスターがガソリンスタンドを経営していた時の話で、トラックの給油中に軽油を浴びた経験を語る場面でした。
この間、女性は、一旦ソファーでドリンクを飲みながら、のんびり休憩時間。
ゆっくりと時間が流れます。
この日は最高気温36度の灼熱だったので、涼しい部屋で体のほてりを癒やしました。
適度な男女の距離感が、ここでしか味わえない空気を醸し出します。
この日は平日の13時に来店しましたが、すでに男性は3人いました。
14時になると、男性6人、女性は私を含めて2人という大盛況でした。
艶めかしい入口とは打って変わり、店内は広く、明るく、真っ白なソファやかわいい猫のクッションがリラックス効果抜群。
さらに、店内は禁煙で、タバコのニオイが苦手な方にも優しいです。
喫煙者の方は、店舗の外に喫煙所があるので、吸いにいきましょう。
みんなで共有する緊縛プレイ
しばらく男性の会話を聞いているとマスターが女性に話してみたい男性がいるかを尋ね、その後、男性にも同じ質問をします。
マスター主導で席替えが行われ、女性の座っているソファー席に男性が丸椅子を持ってきて会話が始まります。
女性が、どの男性と話すかは自分で決めることができるため、安心して楽しむことができます。
話している途中でも、苦手な男性がいたら、マスターに伝えることで席を変えてくれます。
なんでも女性に決定権があり、女性が1人で安心して遊びにこれるバーといえるでしょう。
私は、いろいろな男性とお話して、この時はエロい話もしてみんなでワイワイ。
話すのが、1対1ではないので、楽しかったです。
会話をメインで引っ張って行く人、ストレートに願望を話す人、自分のことを語る人、聞き役に徹する人など、個性豊か。
どうやって会話で女性を楽しませるか。
ここが「nest」の楽しいポイントです。
もしかしたら、1人で大勢と話すのが苦手な女性もいるかも知れません。
そんな時も、自分のペースで大丈夫です。
私は、キャバクラ勤務が長いので、ある程度の男性の話は、笑って聞き流せるので、なんの問題もありませんでした。
こっちもトークで盛り上げようと頑張り、場を盛り上げます。
キャストの足りていないキャバクラ時代を思い出し懐かしくなり、思い出に浸りながら、ワイワイ話していたら、隣の席に動きがありました。
隣の席の女性は、縛られたい願望があるとのことで、縛られることになりました。
マスターはSM界隈出身の方で、緊縛技術はピカイチ。
若くてスタイルが良くて、かわいらしい女性がチャイナ服に着替えてきました。
店内には、色々なコスチュームがあり、女性は着替えて遊ぶことができます。
トイレにて着替えるのですが、着替え台も用意されています。
コスチュームは都度クリーニングして、清潔に保たれているのも嬉しいポイントですね。
マスターが女性を縛っていきます。
ソファーに寝転ぶ姿勢で、緊縛されていく女性はとってもセクシー。
はじめは、にこにこ普通の表情をしていたが、ちょっとずつ色気満載のエロい表情へと変化していきます。
全員で、縛られる女性を見ながらドキドキ。
会話メインのバーだからこそ、こういう緊縛姿を見ているだけで、全員がエロい気分になるに違いない。
マスターが耳元でいろいろと囁くと女性の顔がみるみると赤らみ、次第に恍惚の表情へ。
他人の前で注目を浴びながらいやらしい自分をさらす行為には、やはり特別な気分へと誘う効果があるようです。
その姿に、私を含めたその他全員が無言になり、縛られていく様子に全集中。
性的な興奮は、性器を見せたり触れたりしなくとも空気感で共有できるものなのだと感動しました。
次は、私の番です。
私は、最近取材でよく縛られているので、縛ってみたいと紙に書いていました。
私は、キャットスーツみたいなボディスーツに着替えます。
普段スカートを全く履かないから、スカート履きたいとキャッキャしていたが、結局パンツスタイル。
マスターから、話していた男性の中から選んでいいよと言われ、1番静かな男性を選びました。
(私は、今まで真面目に生きてきました。理性の塊です。根暗です。みたいな私と真逆の人が好き。)
私は、人を縛るのは生まれて初めて。
お相手も縛られるのは初めて。
マスターに教えてもらいながら、ゆっくり縛っていきます。
縄が思ったようになかなか動かなくて、悪戦苦闘しました。
緊縛師の方は、ほんとに体力勝負なんだと普段何気なく縛られているけど、もっと感謝しようと思いました。
マスターに教えてもらいながら、上半身を縛ります。
なんとか、形になり、人生初の人を縛ることに成功。
この時も、他の人はみんな緊縛を見ていて、不思議な空気感になっていました。
このセクシーな空気を共有するのが癖になること間違いなし。
お店の後は自分の腕次第
お昼の営業時間が終わりに近づくと、マスターが女性に一緒に退店したい男性がいるかを尋ねます。
この後は、各自の自由で行動するスタイルです。
店内で、男性がかっこよさをアピールできたら、女性から選ばれることは多そう。
もう1席の女性は、男性を1人選ばれていて、仲良く一緒に退店されていきました。
この後に何が起こっているのかは、彼らしか知り得ません。
私は、お話をしている時に男性にご飯に連れて行ってくれるといってくれたので、その方の誘いを受け、自分では、縛った男性をチョイス。
閉店後に、まず3人で出かけることになり、お店の喫煙所でタバコを吸っていたらもう1人話したことない男性が合流し、4人でカラオケに行きました。
ここでは全く、エロい感じにはならず、高校生の頃のように純粋に楽しむことができました。
▲みんなでわいわい!
まとめ~トーク力大事レベル星5☆☆☆☆☆~
▲不思議な小道を抜けてお店に行きます。
料金体系については、男女ともに入会金が2000円かかります。
フリードリンクで男性:11000円、女性:2000円。
夜の営業時間は、20:00-1:00までです。
お昼の営業のある日もあるので、詳細は来店前には公式HPを確認してください。
各種イベントについても、HPに随時情報がアップされているので要チェック。
フェティッシュバー「nest」は、トーク力を鍛え、エロティックな気分を楽しむ場として最適です。
エロい気分になることは間違いありませんが、その場での衝動を発散することはできません。
様々な願望を持つ女性に寄り添い、どう願望を開放するお手伝いをするか男性が競い合う場でもあります。
女性にとっては、自分のペースで楽しめる、安全で守られた環境が整っているため、安心して訪れることができます。
男性はトーク力を試され、女性にアピールする場としてのRPGのダンジョンのような魅力もあります。
フェティッシュな雰囲気を体験しながら、大人の遊びを楽しむにはぴったりの場所と言えるでしょう。
福岡・中洲で特別な体験を求める方に、ぜひ一度足を運んでみてほしい場所です。
ここでしか味わえない不思議な経験に、また新しいあなたの扉がひらくでしょう。
—–「nest」のグーグル・マップ——-
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