
大福ゴールデンのゴーゴーダンサーとしてステージに立ったり、銭湯好きとしてイベントやラジオに出演したり、ときには銭湯プロレスの企画まで立ち上げてしまったり。
広島でさまざまな活動をされているシイナイクヨさん。
美しいお顔とすらりとした手足。ぴんと伸びた背筋に、可愛らしい笑顔。
お人形のような見た目なのですが、その見た目からは想像できないほどパワフルな女性です。
今回はカフェでお話を伺いました。
お互い広島出身ということもあり、自然と広島弁で会話が進みます。
一生懸命にお話をしてくださる姿が印象的で、気づけば私もすっかり引き込まれていました。
好きな銭湯の話になると目を輝かせ、プロレスの話になると少し前のめりになるイクヨさん。
その姿を見ているだけで、こちらまで楽しくなってきます。
さっそく私も笑顔になっていました。
職業は「遊び人」

ご自身の職業について尋ねると、返ってきたのは意外な答えでした。
「遊び人です」
そう笑うイクヨさん。
好きなことだけして生きていくことがモットー。
そして、自分の好きなものと好きなものを掛け合わせて、唯一無二の世界観を作ることを大切にされています。
銭湯とプロレス。好きと好きが出会ったら

イクヨさんが大好きなのが、広島のダブプロレス。
何度やられても立ち上がり続ける。
痛い時にはしっかりと痛い表情を見せる。
それでも決して諦めない。
そんなレスラーたちの姿が大好きだそうです。
そして、もうひとつ大好きなのが銭湯。
長い歴史を感じる佇まい、昭和の空気が残る雰囲気に魅了されています。
お寺のような外観の銭湯もあれば、一軒家のような外観の銭湯もあります。
のれんをくぐり、ガラガラと扉を開ける。
するとそこには裸の人たちが当たり前のように過ごしている異空間が広がる。
その光景も面白い。
そして、そこで自然と生まれるお客さん同士の交流も好き。
スーパー銭湯や温泉も良いけれど、特に惹かれるのは街の生活に根付いた昔ながらの銭湯だと話してくださいました。

そんな大好きなプロレスと、大好きな銭湯。
この二つの「好き」を掛け合わせたのが銭湯プロレスです。
銭湯の中すべてがリング。
湯船の中で沈め合うのもあり。
風呂桶を使って攻撃するのもあり。
シャワーホースで締め上げるのもあり。
好きなものを掛け合わせた結果、本当に銭湯プロレスを開催してしまう行動力にも驚かされます。
銭湯を巡っていたら、呉の街まで好きになった

銭湯の魅力を広めるため、各地の銭湯を巡るイクヨさん。
なかでもお気に入りは広島県呉市です。
市内に銭湯が点在していて、ぐるっと巡れるのも魅力のひとつ。
銭湯を巡るうちに、今度は呉という街そのものに魅了されていったそうです。
レトロな街並みや飲み屋街も含めて好きになり、ついには銭湯と飲み屋を紹介するガイドまで制作。
実はお酒も大好きとのこと。
好きなものをきっかけに、街まで好きになる。
そんな楽しみ方も素敵だなと思いました。
昭和を愛する平成生まれ

イクヨさんは平成生まれ。
ですが、昭和のカルチャーが大好きです。
古い建物や看板。
レトロな喫茶店。
昔ながらの街並み。
古着屋巡りも好きで、ファッションにも昭和テイストを取り入れています。
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▲昭和を感じる装いが素敵。
今では古いものを見ると「渋くてかっこいい」と感じるそうですが、そう思えるようになったのは意外にも30代に入ってから。
銭湯にハマったのもその頃。
イベントやショーでパフォーマンスをするようになったのも同じ時期でした。
「時代を逆行して生きるのが楽しいんです」
そう笑う姿がとても印象的でした。
意外だったのは、今の活動の多くがその頃から始まったということ。
それまでは、自分とは関係のない世界だと思っていたそうです。
けれど実際に飛び込んでみると、自分でも知らなかった一面に出会います。
パフォーマンスをするうちに気づいたのは、とにかく人を笑顔にすることが好きだということ。
中高生の頃は協調性がまったくなく、どちらかというと孤立していたそうです。
ひとりでいることを寂しく感じることもありました。
けれど、みんなの興味があるものに無理して合わせることはもっとしんどかった。
だから当時は、自分の好きな世界に入り浸っていたと笑います。
大福ゴールデンとの出会い
イクヨさんは現在、大福ゴールデンのメンバーとしても活動しています。
大福ゴールデンは、ヲルガン座のゴトウイズミさんが発足した広島唯一のゴーゴーダンサーグループ。
以前NUKITIMESで取材させていただいたMarimoGABANGさんも所属されています。
取材記事はこちら
→広島のOLがバーレスクパフォーマーに|Marimo GABANGが紡ぐ、静かな表現のかたち
「いくちゃんは昭和が好きだし、昭和っぽい佇まいが向いている!」
とゴトウイズミさんに声を掛けてもらったことをきっかけに、大福ゴールデンでの活動を決意。
現在はヲルガン座で定期的に開催されているイベントへ出演されています。
実はセカンドバージンかもしれません

ここで、NUKITIMESらしく色気のあるお話も聞いてみました。
すると返ってきたのは、意外な一言。
「実はセカンドバージンかもしれません。5年間以上SEXしてないんです」
思わず二人で笑ってしまいます。
好きなタイプは、自分の世界観を持っている人。
その人自身が好きなことを大切にしている人。
そして友達を大切にしている人。
そこからはお互いの恋愛話でも盛り上がり、楽しい時間が続きます。
あなたにとって快楽とは?

最後に、NUKITIMESのテーマでもある質問を投げかけました。
「あなたにとって快楽とは?また、快楽を追求することについてどう思いますか?」
イクヨさんは少し考えてから答えてくれました。
「快楽とは、底のない沼です。
求めれば求めるほど深くなるし、キリがない。好きなことに対してもそうですね。
好きになればなるほど、もっと求めてしまう。
好きなことをしていることが快楽ですね。」
そして、
「終わりのないものを、ただただ貪ることが快楽の追求なんじゃないでしょうか」
と続けてくださいました。
性的な欲求が満たされなくても、好きなものや好きなことを追求することで快楽を得ている。
その言葉を聞いていると、イクヨさんの生き方そのものを表しているような気がしました。
好きなことしかしたくない

イクヨさんの将来の夢は、自分のお店を持つこと。
イクヨさんが大好きなプロレスを中心としながらも、自分の好きなものをたくさん詰め込んだ場所を作りたいそうです。
広島に好きなカルチャーを広めたい。
そのための拠点になるようなお店を持つことが夢だと話してくださいました。
けれど、それはプロレスだけのお店ではありません。
もっともっと好きなものがあふれる吹き溜まりのような場所。
明るい世界に疲れた人や、生きづらさを感じている人がふらりと立ち寄れる場所。
好きなものを好きだと言える場所。
そして、みんなを笑顔にして楽しませる場所を作りたいそうです。
好きなことしかしたくない。
言葉にすると少しわがままにも聞こえるかもしれません。
ですが、イクヨさんのお話を聞いていると、それが成り立っているのは人としての魅力があるからこそなのだと思います。
人を笑顔にすることが好き。
自分の好きなものを全力で楽しむ。
そんな姿に自然と人が集まってくるのでしょう。
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▲考えながら話す所作が可愛いらしい。
30代を過ぎてから、新しい自分自身の魅力に気づく人だっている。
インタビュー中もずっと楽しそうに好きなものの話をしていたイクヨさん。
好きなことをして生きている人は、やっぱり見た目も若々しく、キラキラして見えるな。
私は今年40代に突入しますが、まだまだやりたいことだらけ。
イクヨさんみたいに、自分の好きなことをもっと語りたい。
そんなことを思いながら、私はカフェをあとにしました。
シイナイクヨ

最新の活動情報は各種公式SNSよりチェックしてください。
公式Instagram:https://www.instagram.com/shena194/?hl=ja
シイナイクヨ銭湯Instagram:https://www.instagram.com/ikuchan_sento/?hl=ja
【銭湯娘|シイナイクヨ】Youtube:https://www.youtube.com/watch?v=7OZxSM9MFYk


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