
北九州市小倉のFetishBarLYCORISで開催された九州フェティッシュパラダイス。
濃密だったDAY1に続き、DAY2もまた違う熱量に包まれていました。
この日、まず印象的だったのは女性のお客様の多さです。
主催・司会進行を務める松本格子戸さんも、「どこの街へ行っても最近は女性のお客様が多い」としみじみ。
女性の拡散力には本当に助けられている。
女性はすごい。そんな言葉に、会場もうなずくような空気がありました。
実際、この日も女性客の姿がかなり多く、初めて来たような方もちらほら。以前よりぐっと間口が広がっていることを感じます。
次回の九州フェティッシュパラダイスの開催は10月11日予定。
しかも1日2部構成にしたいという話まで飛び出し、第3回開催へ向けてすでに勢いがあります。
「回を追うごとに大きくなっていくのかな」
そんな期待まで自然と湧いてくる夜でした。
開演前には、常連のお客様を少しいじりながら会場をあたためる格子戸さん。
こういう距離感の近さも、格子戸さん主催のイベントらしいです。
▷九州フェティッシュパラダイスDAY1潜入レポ|地方シーンの熱量が交差した濃密な夜
あゆめろさん|椅子ひとつで会場を惹きつけたチェアショー

トップステージは、あゆめろさん。
格子戸さんが、チェアショーとはどんなものかを軽快に紹介していきます。
椅子を使ったダンスショー。
ポールダンス、エアリアル、バーレスクと並ぶ表現のひとつで、体幹がしっかりしていないとできないそうです。
「あゆめろさん、ナイスバディで顔も可愛い。お稽古もしっかりしてる」
そんな紹介のあと、照明が落ち、黒いジャケットを羽織った青いビキニ衣装のあゆめろさんが椅子に腰かけて登場。
その瞬間、会場の視線が一気に集まりました。
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▲今回ショーに使用されている椅子はニトリで購入されたとのこと。びっくり。
使っているのは特別な椅子ではなく、よくあるパイプ椅子。
どこにでもありそうな椅子が、ここまで色っぽく見えるのかと驚きます。
序盤から一人ひとりと目を合わせながら進めていくスタイルも印象的でした。
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▲弾ける笑顔なのが素敵。
途中、お客様を椅子に座らせ、口元に挟んだチップを口移しで受け取るサービスシーンでは歓声も。
2曲目では上の衣装を脱ぎ、さらに大胆なムードへ。
デスチャの楽曲に乗せ、椅子と床を自在に使って魅せていきます。
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▲体幹がブレることなく、日々のトレーニングの結果が見てわかります。
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▲ステージを広く使ってダンス。楽しそうに踊るあゆめろさんに私は元気をもらいました。
3曲目では椅子の上で自転車をこぐような動きや、ステージ全体を広く使ったパフォーマンスも。
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▲どういう仕組で椅子から落ちないのか、感動しっぱなし。
洋楽の効果音がかっこよく、あゆめろさん自身も曲を口ずさみながら踊っていた姿がとても自然体でした。
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▲健康的なセクシーさが会場を盛り上げます。
後にお話を伺うと、「いつもの店舗でのショーより、持ち時間が倍以上になったので、途中でショーがだれないよう曲のつなぎもしっかり考えた」とのこと。
技に決まった名前があるわけではなく、SNSなどを見ながら自分でアレンジしているそうです。
さらに、ダンスを始めたきっかけについても話してくださいました。
もともと12年前、北九州・小倉でご友人がショーパブで働く姿を見たことが、この世界へ入る入口だったそうです。
当時はダンス未経験。
悔しい思いもたくさんしながら、それでも素敵な経験を重ねてこられたとのこと。
その後、一度は家庭の事情で卒業。
けれど「やっぱりダンスがやりたい」という気持ちはずっと残っていたそうです。
現在お世話になっているポールダンススタジオで、チェアダンスのクラスに出会い、改めてチャレンジしたことが今につながっているのだとか。
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▲にこにこのあゆめろさんに癒されること間違いなし。
ステージの上で楽しそうに踊る姿の奥に、こうした積み重ねがあったのだと知ると、より魅力的に映りました。
昨年夏には世界各地数々のショーダンサーが出場されるダンスパフォーマンス大会【EXOTIC GENERATION VIRTUALWORLDS2025】floorwork 部門で初出場でファイナリスト進出と勢いのあるあゆめろさん。
普段は北九州市黒崎にあるPure Maria(ピュアマリア)というショークラブでチェアダンスやポールダンスのダンサーとして活躍中。
また、チェアダンスの講習もされているとのことでした。
takeさん×くらげさん|静かな物語が流れる、美しい縄の時間

続いて登場したのは、takeさんとくらげさん。
くらげさんは現在東京を拠点にされているそうですが、もともとは福岡に住んでいたとのこと。今回この日のために東京から来られたそうです。
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▲takeさん、くらげさんはお仕事の都合上顔出しNG。
会場の照明が落ち、黒いドレス姿のくらげさんが現れます。
その後ドレスを脱ぐと、バレリーナのようなレオタード姿へ。
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▲立ち姿がバレリーナそのもの。
立ち姿の時点で、身体の使い方がとても綺麗でした。
足元はバレエの4番ポジションを思わせる姿勢で、ショーのあいだ随所にその美しい立ち方が見られます。姿勢の美しさそのものが、演出の一部になっていました。
その姿を見ながら、私は子どもの頃に見た、バレリーナのオルゴールをふと思い出しました。
静かに回り続ける、あの小さな人形のような儚さと気品があります。
ショー全体を通して感じたのは、主従関係を押し出すというより、2人でひとつの作品を作っているような空気でした。
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▲くらげさんの表情がすごく素敵。
後ろ手に縛られながら、くらげさんはどこか物憂げな表情。
takeさんと何度も目を合わせ、その視線まで演出に見えます。
吊り輪へ縄をかけ、片足を残したままゆっくり回転。
さらにもう片足にも縄が入り、えび反りの姿勢へ。
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▲本当にくるくる回るオルゴールみたい。
ピアノメロディが流れる中、チュチュの揺れも相まってかなり幻想的です。
丁寧に逆さ吊りへ展開し、そこからカラビナを外し、本当のCの字のような姿勢へ。
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▲逆さまになってもくらげさんの姿勢は美しいまま。
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▲Cになってる。
そのままブリッジのような体勢で床へ下ろし、少しずつ縄を解いていく流れまで美しい。
最後は仰向けになったくらげさんを引き寄せ、目を合わせながらゆっくりほどいて終演。
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▲くらげさんの身体能力の高さに驚きます。
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▲あたたかいラスト。
怖い、セクシーというより、美しさとアート感が残るショーでした。
後にお話を伺うと、くらげさんは10年ほどバレエ経験があり、その体の柔らかさを全面に活かせる演目をtakeさんが考えたとのこと。
お2人は公私ともにパートナーでもあり、その関係性があるからこそ生まれる呼吸の合い方や安心感も、ショー全体ににじんでいました。
所属は心繋縄会。SIVA女王様が運営されている縄会で練習されているそうです。
格子戸さんに今後の活動予定について聞かれた際に、なんども「今後はひっそりと」とtakeさんは回答していました。
その言葉に会場から笑いも起こっていました。
間違いなくこの日の流行語大賞です。
ひこさん×saraさん|昨日とは別世界。洋館で開かれる秘密の夜会

休憩を挟み、大トリはDAY1に続いて登場のひこさんとsaraさん。
格子戸さんとは同い年とのことで、緊縛写真を撮るカメラマンとしても活動されているそうです。ひこさんの撮影された写真を見せていただいたのですが、素敵すぎて私なんかが撮影していいのかとドキドキしてしまいました。
「昨日は和。今日は洋です」
そのひと言で、会場の期待が一段上がります。
前日は時代劇のような凛とした空気。
そしてDAY2は、まったく別の景色でした。
この日は洋の装い。
けれど華やかなポップさではなく、私には中世の洋館で開かれる、貴族たちの怪しい夜会のように見えました。
壮大な音楽の中、saraさんは静かに立ち、時折目を閉じる。
視線を開く瞬間には、しっかりとひこさんを見る。
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▲saraさんのスラっと伸びた長い手足が美しい。
昨日よりも、お2人の距離が近く感じられました。
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▲洋装姿もさまになります。
ひこさんは抱き寄せるように縄をかけ、後ろ手へ。
首元へ手を添える仕草にも色気があります。
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▲お見せできないのが残念ですが、saraさんの表情がとても艶っぽい。
お腹に縄を回し、からびなへ通し、片足を取り、一気に逆さ吊りへ。
その瞬間、saraさんの荒い息遣いが漏れ、ハイヒールが脱げ落ちました。
DAY1では見えなかった一面を、ふと見せてもらったような気がします。
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▲saraさんの息遣いに会場全体耳をすます。
そこから片足を折りたたみ、さらに展開。
抱き上げるように体勢を変え、伏せ吊りのような姿勢へ。
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▲一瞬たりとも目が離せません。
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▲ラストにふさわしい圧巻のパフォーマンス。
一点吊りではなく、リギングプレートなどを使った複数支点の構成とのことで、展開数が多く、それでいてかなり安定感があります。
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▲目まぐるしくsaraさんの体勢が変わっていく。
見せ場が続くのに、流れが途切れません。
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▲目は口ほどにものを言うってこういうことかもしれません。
途中、ひこさんが上着を脱ぐ場面もありました。
「暑かったから」とのことですが、そのタイミングすら計算されたようでした。
終盤、膝で支えながら縄を解き、ゆっくりと床へ。
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▲思わず漏れるsaraさんの吐息。
そして今回、前日には気づけなかった所作がありました。
ほどき終えた縄を、そのまま床へ無造作に置かず、くるっと綺麗にまとめて置いていくのです。
小さな動きですが、とても印象に残りました。
技術だけではなく、美意識まで感じます。
横たわるsaraさんを背中側から抱き寄せるようにしながら、丁寧に縄を解くラストも見事でした。
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▲あたたかい優しい縄でした。
終演後、ひこさんがさりげなくsaraさんに靴を履かせてあげていた姿まで含めて、美しい余韻が残りました。
告知タイムも濃い。次回10月11日へ
終演後は出演者たちによる告知タイムへ。
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▲あゆめろさん。
あゆめろさんは、普段ピュアマリアでチェアダンス、ポールダンスをされているショーダンサーであることを改めて紹介。
格子戸さんもこんなに可愛くて頑張り屋さんはいないと大絶賛。
また、ショーガールや振付、被写体活動の傍ら、REGINA Pole Sexy Dance Studioでチェアダンスのレッスン講師をされています。
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▲くらげさん&takeさん。
takeさんには、ショー中に少しトラブルがあったそうですが、観客には全く感じさせませんでした。
「それを見せないのがプロ」と格子戸さん。
そして10月11日もどうですか、とさっそく次回出演の打診まで飛び出します。
ここでもtakeさんは、今日の流行語「ひっそりと」とおっしゃり、会場を笑わせます。
くらげさんは、東京では別のお仕事をしながら、縛る側として週1で練習されているとのこと。縛り手として、活動するくらげさんの姿も見てみたいです。
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▲ひこさん&saraさん。
ひこさんは、10月11日の出演も決定。
週末には仙台でショーも控えているとのことでした。
saraさんからは、FetishBar LYCORISについて、
「ひこさんが来たり、雑談できたり、アットホームなお店なのでぜひ来てください」
という言葉も。
みんなが大好きなリコリス。
その一言に、会場の空気がよく表れていました。
ひこさんにとって快楽とは?
またイベント終了後に、NUKITIMESのテーマ【快楽】に伺いました。
ひこさんにとって快楽とはなんですか? また、真面目に快楽を追求することについてどう思いますか?(NUKITIMESのテーマ)
すると返ってきたのは、なんとも潔い答えでした。
「快楽のために縄をはじめました。縄は目的ではなくて手段です。
アートとか美しいとか言われるのはうれしいですけど、ただエロいだけなので、すみません。」
ここまでまっすぐ言い切られると、むしろ気持ちがいい。
快楽をちゃんと見つめて、ちゃんと楽しむ。
それもまた、とても誠実な姿勢なのかもしれません。
次回は10月11日。さらに大きくなりそうな予感
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▲記念撮影後のワイワイタイム。
最後には、来場者の中から次回参加候補として、てつさん、弧さん(一縄会)のお名前も。
「みんなが見ている前で約束したら断れないでしょ」
そんな格子戸さんらしい笑いとともに、次回への種まきが始まっていました。
九州フェティッシュパラダイス。
DAY1、DAY2を通して感じたのは、ショーの完成度だけではありません。
人と人との縁。
地方ならではの距離感。
そして、次へつなげようとする熱量。
次回開催は10月11日予定。
さらに大きな景色になっていそうです。
Fetish Bar LYCORIS(フェティッシュバーリコリス)
住所:〒802-0081 福岡県北九州市小倉北区紺屋町8-16

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