【異次元】幻覚キノコとマヤ遺跡の忘れられない一日

究極のオーガズム体験を魔法の村マスンテで経験した後に向かったのは、メキシコ南部にあるパレンケという町。パレンケはジャングルに囲まれており、とにかく蒸し暑い。ここには、ジャングルの奥深くに眠る、巨大なマヤ遺跡「パレンケ」がある。

実は、旅人の間でずっとささやかれている、ある有名な「噂」があった。

「パレンケ遺跡の入り口で、幻覚キノコが普通に売られている」 「みんなそれを食べてから遺跡に入り、マヤの神様と話すらしい」

幻覚キノコの村サンホセデルパシフィコで出会った旅人たちから聞いた噂を確かめるべく、バックパックを背負ってメキシコ南部の密林へと向かった。「いくらメキシコでも、世界遺産のゲート前でそんなわけないでしょ」と半分は疑っていたが、そこで待っていたのは、噂をはるかに超える「シュールで神秘的な現実」だった。

ジャングルの中にあるパレンケ遺跡

ゲート前の「キノコ屋」は、あまりにも普通にそこにいた

パレンケ市内から、ボロボロのバスに揺られて40分。湿ったジャングルの匂いが強くなってきた頃、遺跡の入り口に到着した。

バスを降りた瞬間、僕は目を疑った。観光客がチケットを買ったり、冷たいコーラを飲んだりしているゲートのすぐ横。木陰に座っている現地の若者たちが、僕と目が合うと、ニコニコしながらカバンの中からプラスチックの袋を見せてきた。

「アミーゴ(やあ、君)、幻覚キノコはどうだい?」

「これを食べれば、マヤのピラミッドが本当の姿を見せてくれるよ」

……噂は、100%本当だった 驚いたのは、それがコソコソした怪しい取引じゃないこと。隣でお父さんやお母さんがアイスを食べているし、すぐ近くには警備員だっている。それなのに、旅人たちは当たり前のようにお金を出して、その場で乾燥した幻覚キノコを食べている。

「よし、ここまできたら僕もいくしかない」

僕は5g、約2000円くらいで買い取った。マヤの神様に会いに行くための「入場券」は、これで手に入った。

圧倒的な「熱帯ジャングル」のキノコパワー

一口食べてすぐに気づいた。ここのキノコは、あのサンホセデルパシフィコで食べた山のキノコとは、パワーの種類がぜんぜん違った。

サンホセデルパシフィコのキノコが、ひんやりした霧の中で静かに自分を見つめ直すような「おとなしいタイプ」だとしたら、ここパレンケのキノコは、熱気ムンムンのジャングルから生まれた「ワイルドな暴れん坊」という感じ。

食べて数分で、体の芯から熱いエネルギーがドクドク湧いてくる。脳の中に直接、ジャングルの生命力を流し込まれるような、力強いパワー。

「これは、じっと座ってられないぞ!」

 僕は、マヤの神様が仕掛けた強烈なツアーに飛び込む覚悟を決めた。

ジャングルの中を歩いていると、キノコが脳のスイッチをオンにした。

突如として現れるマヤ遺跡

目の前に巨大な石のピラミッドが現れた瞬間、僕は仰天した。

「……え、これ、動いてる?」

ただの古い石の塊だと思っていた神殿が、まるで巨大な生き物みたいに、ゆっくりと深く「呼吸」をしているように見えた。石に彫られたマヤ文字のひとつひとつが、回路図みたいに光って、ウネウネと波打っている。

周りのジャングルの緑も、今まで見たことがないほど鮮やかだった。葉っぱの筋までがクッキリ見えて、森全体が「ザワザワ」と何かを喋っているのが聞こえる。

観光客が「古いね」なんて言いながら写真を撮っている横で、僕の目には、数千年前の景色がそのまま蘇ったフルカラーの映像が映っていた。

パカル王の遺跡を見て気づいた「本当の交信」

パレンケ遺跡で一番有名なのは、地下から見つかった「パカル王」という王様の石の棺。そこには「王様が宇宙船を操縦しているように見える絵」が彫られている。

その絵を見たかったので、ピラミッド内部に入っていった。

キノコで感覚が鋭くなった僕がその絵を見つめると、それはもう「ただの絵」ではなかった。王様が座っている装置から、光がブワーッと吹き出して、空間が歪んでいく様子がハッキリ見えてしまった。

「そうか、マヤの人たちは、このキノコを使って宇宙と交信していたんだ!」

わざわざ本物のロケットを作らなくても、キノコの力で、意識の中で宇宙の果てまで行ける。あの絵は、宇宙人と会った記録ではなく、キノコで宇宙へ旅立った王様の姿そのものなんじゃないか。

そんな確信が、ズドンと心に落ちてきた。 目を閉じると、どこからか昔の太鼓の音が聞こえてくる。過去と現在が混ざり合い、僕はパレンケという巨大な装置の一部になったような、不思議な気持ちになった。

遺跡で「風」になり、自分を忘れる心地よさ

パレンケ遺跡を見ながら、木の横で休憩していた。

その時、不思議なことが起こった。ジャングルの風が僕の体を通り抜けるたびに、自分の「境界線」がなくなっていく感覚。

「あ、僕はいま、パレンケを吹く風そのものだ」

自分が日本人であることも、名前すらも、どうでもよくなった。そこにある石の温度、鳥の声、木々の匂い、太陽の光。それらすべてが自分であり、自分もその一部であるという感覚。

サンホセデルパシフィコの山では「キノコとしての自分」を感じたが、パレンケのワイルドなキノコは、もっとダイレクトに「ジャングルの精霊」になった様な気分にさせてくれた。

僕は今遺跡の中に溶けている。そんな特別な気分を感じた。

パレンケの「遺跡×キノコ」体験を成功させるアドバイス

もしあなたがこの噂を確かめに行くなら、いくつか伝えておきたいことがある。

①キノコの強さを知っておく ここのキノコはサンホセデルパシフィコより効果が強い。熱帯のキノコのワイルドなパワーに圧倒されるかもしれないが、その波に身を任せるのがパレンケ流の楽しみ方。

②「場所」を大切にすること キノコは遊びの道具ではない。昔の人が神様とつながるために使ってきた「聖なるもの」。遺跡の中では静かに過ごそう。

③水とサングラスは必須! キノコが効くと、光がまぶしくてたまらなくなる。そして喉も乾く。ジャングルの暑さに負けないよう、準備はしっかり!

④帰り道を忘れないで あまりに世界に浸りすぎると、本気で出口が分からなくなる。迷子になって本物の「マヤの精霊」にならないよう、出口の方向だけは確認しておこう。

最後に

夕暮れ時、キノコの魔法がゆっくり解けていく中、僕は遺跡を後にした。振り返ると、オレンジ色に染まったピラミッドが、静かにジャングルの影の中に沈んでいくのが見えた。

メキシコの旅もここパレンケが最後。メキシコの次はグアテマラへに行く。一体どのような旅になるのか?

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