SMバー・フェチバーとは?20店舗取材で見えた“優しい非日常”3選

はじめに:SMバーやフェチバー、あなたのイメージは?

SMバーやフェチバーと聞くと、どんなイメージを思い浮かべますか?
ボンテージ衣装、暗い照明、痛みや流血…。
「ちょっと怖そう」「上級者しか行けなさそう」「自分とは無縁の世界」――そんな印象を持つ人も少なくありません。

でも、実際に取材で訪れてみると、まったく違う世界が広がっていました。
そこにあるのは、居心地の良い空気と、誰もが“好き”を真剣に語る穏やかな時間。
SMバー・フェチバーは、実は“優しさ”に満ちた空間なんです。

あなたには、恋人や友人にも言えない“ちょっとした秘密の願望”はありませんか?
そんな人にこそ、知ってほしい。
今回は、20店舗以上を取材して見えてきた「行かなきゃわからないSMバー・フェチバーのリアル」をご紹介します。

SMバー・フェチバーとは?初心者でも安心して楽しめる“語るための空間”

1. 脱ぐのはNG。お触りももちろん禁止

まず最初に伝えたいのはここ。
SMバー=エロいことができる場所、ではありません
むしろその逆で、脱ぐのはNG・お触りもNG・性器の露出なんてもってのほか。

時々、「ちょっとエロいことができるかも?」と誤解して訪れる人もいますが、それは完全な勘違いです。
SMバーは“ハプニングバー”ではなく、“フェチやSMについて語り合う場所”。

気になるグッズがあればスタッフの許可を得て軽く触れることもありますが、実際のプレイは行いません。
中には、トラブル防止のために男女問わず連絡先の交換を禁止しているお店も。
厳格なルールがあるからこそ、誰でも安心して過ごせるのです。

女性一人でも来店しやすく、性癖を語りながらお酒を楽しむ――そんな紳士淑女のための知的で安全なバーです。


ここでSMバー、フェティッシュバーてなんだ?という方のために簡単な説明。

SMバーとは

SMバーとは、サディズム(加虐嗜好、S)やマゾヒズム(被虐嗜好、M)などの性的嗜好に興味を持つ人たちが集まり、SMに関する会話や雰囲気を楽しむ“交流型バー”のこと。

実際のプレイを行う場所ではなく、SMに関する知識や体験を語り合う「社交場」のような存在です。もちろん願望もOK.

「SMに興味はあるけど、いきなりプレイは怖い」という初心者でも、安心して足を踏み入れられる空間です。

店舗のスタッフが女王様、御主人様、M女、M男であることも多く、話を聞いているだけでSMの世界のことが、楽しく勉強できます。

フェチバーとは

フェチバーとは、“特定のフェチ(性的嗜好)”をテーマにしたバーのこと。

足フェチ、ストッキングフェチ、拘束フェチなど、あらゆる「好き」が尊重される場所で、フェチを語ったり、同じ興味を持つ人と出会える場です。

SMバーよりもジャンルが幅広く、性別や性的指向に関係なく参加できるオープンな雰囲気が特徴。
もちろん、SMに興味のある方もたくさんいます。

「人に話したら変態って思われるかも…」

そんな“自分だけの好き”を安心して共有できる空気が、フェチバー最大の魅力です。


2. 誰の性癖も否定しない。“好き”に優しいカルチャー

どのお店にも共通してあるルールがひとつ。
それは「他人の性癖を否定しない」こと。

SMバーやフェチバーには、鞭でビシッ!ろうそくでアチチ!といった王道SMから、
「ストッキングを食べるのが好き」「潰れる音がたまらない」など、ディープな嗜好を持つ人まで、あらゆる“好き”が集まります

でも、どんな嗜好でも誰も否定しません。
「そういうのもあるんだね」と受け止めてくれる空気があり、ここでは“違い”がそのまま尊重される。
それがこのカルチャー最大の魅力です。

撮影禁止・外部流出防止など、安心できるルールが徹底されているからこそ、素の自分をさらけ出せる
緊縛教室や鞭教室など、“興味”を“学び”に変えられる場所でもあります。


▲過去にお邪魔した鞭教室

3. ライト層も多い。“真剣に下ネタを語る”貴重な場所

「SMバーやフェチバーって、上級者しか行けないのでは?」
そんなイメージを持つ人も多いですが、実際には“初心者”や“ちょっと興味があるだけ”の人もたくさんいます。

非日常的な空間に惹かれて、「面白そう」「刺激がほしい」と訪れる人が大半。
縄や鞭に囲まれた空間は非日常でありながら、不思議と安心できる空気があります。

そして、ここが現代において貴重なのは、“真剣に下ネタを語れる場所”だということ。
今の社会では、職場や飲み会でエロトークをすれば即セクハラ。
けれどSMバーやフェチバーでは、誰も茶化さず、笑わず、真面目に語り合える。

「どう責めたい?」「どうされたい?」
そんな会話の中で、自分の中の“本当の欲望”に気づくこともあります。
ここは、性的な好奇心を“笑い”ではなく“理解”で包む、稀有な場所なのです。


▲自分の特性を表すキーホルダーが置いてあったり

よくある質問(FAQ)

Q. SMバーはハプニングバーとどう違うの?

A. SMバーは“語る場所”で、性的行為は禁止です。ハプニングバーは性的接触を目的とする会員制サロンで、目的が異なります。

Q. 女性一人で行っても大丈夫?

A. 多くのSMバーやフェチバーでは、女性単独来店が多く、スタッフ常駐・ルール厳守で安全に楽しめます。女性の方が料金がお得なことも多いので、気軽に遊びに行けます。

Q. 初心者でも楽しめるお店はある?

A. 「SM体験イベント」や「縄教室」など、入門向けのイベントを定期開催している店舗も多数あります。最初はそうしたイベントを狙って行くのがおすすめです。

まとめ:“怖い世界”ではなく、“自分を知る入り口”だった

SMバーやフェチバーは、怖い場所でも、上級者だけの世界でもありません。

そこには、誰の“好き”も否定しない優しさと、しっかりとしたルールに守られた安心感できる空気があります。

トークを通して笑い合い、少し真面目に“エロ”を語る。
あなたの心の奥にある、隠された願望を解き放ちましょう。
もっともっと、深い快楽の世界への道が開けるかもしれません。

そんな不思議な世界が、SMバーやフェチバーには広がっています。

「行かなきゃわからない」とは、まさにこのこと。

SMバーは“欲望の出口”じゃなく、“自分を知る入り口”。エロを語ると、人はちょっと優しくなれる。

取材を通して、まだまだ知らない世界がたくさんあることを実感しています。
新しい世界に出会うのが日々楽しみな筆者なのでした。


筆者プロフィール:
フリーライター。これまで20店舗以上のSMバー・フェチバーを取材。
“知られざる世界をリアルに伝える”をテーマに、NUKITIMESで「女子がイク|フェチ沼の旅」連載中。
全国のアブノーマルな人・店・イベントを巡り、フェチカルチャーの今を発信している。
取材を通して出会った方のご縁で縛りモデル、プレイ用低温ろうそく制作など、フェチ界隈に入門中。

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